富山県魚津市【仁右衛門家(にえもんや)】(後編)絶品ホタルイカ料理を堪能できる伝統と寛ぎの隠れ宿

（2022年３月13日更新）

「富山湾でとれた旬のホタルイカを心ゆくまで味わいたい」

「気心の知れた大切な人と、個室でゆったりお酒を飲みたい」

「食も宿も楽しみたい」と全国から食通が訪れる、富山県魚津市の隠れ宿「仁右衛門家(にえもんや)」。

北陸の雪が溶け、春の気配が色濃くなる３～５月、待望の「【春限定】ホタルイカを食べようプラン」が登場します。

富山湾で獲れたてだから食べられる、ホタルイカの刺身にしゃぶしゃぶ、昆布焼きに天ぷらなど、多彩な調理法でホタルイカの魅力を味わうことができますよ。

全個室の食事処では、気心の知れた人と贅沢なひとときを過ごすことができます。

引き続き、富山県の50カ所以上の観光地を訪れた富山マニアの私が、【仁右衛門家】の食事の魅力と、周辺のおすすめ観光地をご紹介します。

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くつろぎの全個室食事処「もんじゅ亭」

「仁右衛門家」の食事処「もんじゅ亭」は、すべて個室。

感染が不安で、大広間での食事は控えたいというかたも安心です。

落ち着いた心地のいい部屋は、親しい人との距離を近づけてくれますよ。

おもてなし上手な「仁右衛門家」は、記念日の宿としても人気。

結婚記念日や誕生日祝い、100日祝いや還暦祝いなど、大切な日を忘れられない思い出にしてくれます。

女将さん手作りの、味わいのある記念品も大好評ですよ。

「仁右衛門家」でしか食べられないホタルイカのフルコース「蛍烏賊会席」

絶品ホタルイカ料理を堪能できる「蛍烏賊会席」

「仁右衛門家」の「蛍烏賊会席」は３～５月にしか体験できない限定のコース。

ホタルイカといえば、他県では濃いめの味つけの「沖漬け」が有名ですが、水揚げ後すぐに食べられる富山県では、刺身やしゃぶしゃぶで生のホタルイカを味わうことができます。

「仁右衛門家」の料理長、井上那典さんが手がける「蛍烏賊会席」は、多彩な調理法でホタルイカを堪能できるところが魅力。

ホタルイカファンにはたまらない、富山湾の春を感じさせるコース料理です。

籠に盛り付けられた前菜は、「鯛・菜の花ごま和え」「鱒ずし」「ホタルイカ山葵和え」「ハマグリじゃが芋の芽和え」「バイ貝旨煮」「鱈の芽天ぷらと桜長芋」。

華やかな器に盛りつけられた料理の中に、早速ホタルイカがお目見えしています。

鮮やかな紅色の小鉢に盛り付けられているのが、「ホタルイカ山葵和え」。

塩辛さとホタルイカの旨みがたっぷりつまった、お酒がすすむ逸品です。

こちらは「仁右衛門家」の名物料理、「ホタルイカのルイベ」。

「ルイベ」は、鮭や鱒などの魚を冷凍させてから解凍せず、刺身にして食べる郷土料理。

口に入れた時のシャリッとした食感と、トロッと溶けていく味の変化が魅力です。

一旦ホタルイカを凍らせることで、寄生虫を殺し、安全に食べることができますよ。

館長が自信を持ってすすめる「ホタルイカ昆布焼き」は、生のホタルイカを昆布の上にのせて、ゆるやかな火で炙ります。

火が通るころには、ホタルイカにしっかりと昆布の旨みが浸みこみ、２つの食材のうまみを同時に味わうことができますよ。

ふつふつと鍋に満たされただし汁が沸騰するころ、「ほたるいかしゃぶ鍋」の食べごろです。

繊細に透き通ったホタルイカがほんのりピンクに染まったら、プリプリの食感をお楽しみください。

コースの中盤、「ホタルイカの天ぷら」は揚げたてアツアツの状態で運ばれてきます。

揚げ立てサクサクの食感と、濃厚なホタルイカの味わいをお楽しみください。

ブルーのお皿に入った鮮やかな黄色は、やわらかな酸味の辛子味噌。

「ホタルイカ辛子味噌」の軽やかな酸味は、ホタルイカとの相性抜群です。

ホタルイカの濃厚な味を、辛子味噌の酸味がさっぱりと食べさせてくれますよ。

「蛍烏賊会席」の締めは、「ホタルイカ釜飯」。

釜を開けると、アツアツの湯気とともに、香ばしいホタルイカの香りがただよいます。

ホタルイカの旨みがぎっしりと染み込んだ釜飯はしっとりと甘く、一連の料理の締めにふさわしい満足感のある逸品です。

さて、ボリューム満点の「蛍烏賊会席」ですが、小食な方にとっては食べ切るのが難しい面があります。

「食べたいけど満腹で食べられない」という時には、厨房からラップを借りることができます。

お釜のごはんは、小さめのおにぎり３つになりました。

残した食事は部屋に持ち帰って、軽食やおつまみとしていただくことができますよ。

前方にあるのは晩酌用にとっておいた「ホタルイカ昆布焼き」。

お部屋でお酒とともに、のんびりホタルイカをいただく贅沢を味わえますよ。

「蛍烏賊会席」の詳しい解説は公式サイトへ

富山の地酒と酒屋が選ぶ「ホタルイカに合うお酒」

ホタルイカ料理に忘れてはいけないのが、富山の地酒。

「仁右衛門家」には、料理に合う多彩な日本酒が用意されています。

富山県内でも人気の日本酒「苗加屋（のうかや）」「立山」「満寿泉（ますいずみ）」「北洋（ほくよう）」など、幅広く取り揃えられていますよ。

中でも2022年春、「ホタルイカに合うお酒」として選ばれたのが以下の３種。

左より、「羽根屋 富の香」「曙 吟醸酒」「越中懐古 無濾過生原酒」（時期により変更あり）。

３種飲み比べもできるので、ぜひ料理とのペアリングを楽しんでください。

夕食を堪能したら、楽しみなのが翌日の朝食。

ずらりと並んだ朝食は、焼きたての干物と柔らかな出汁巻き卵。

体があたたまる温野菜と、白米を引き立ててくれる小鉢料理たち。

満足感のある朝食は、富山の旅を引き続き楽しむための原動力になりますよ。

「蛍烏賊会席」が食べられるプランのご予約はこちらから↓↓↓

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富山県魚津市の文化に触れる周辺の観光地５選

朝食後は、富山県魚津市の文化に触れる観光地を訪れてみませんか？

紹介する観光地は、「仁右衛門家」から車で数十分という近場にあります。

日本海の荒波を疾走！「富山湾岸クルージング」

日本海を疾走する迫力満点の船旅を体験できるのが、「富山湾岸クルージング」。

2022年の運行は、４月23日～11月27日。

水しぶきを浴びながら、力強い日本海の風景を楽しむことができます。

●「富山湾岸クルージング」webサイト

漆芸・蒔絵体験に挑戦！「工房ヤマセン辻佛檀」

「工房ヤマセン辻佛檀」は、大正２年の創業から現在まで100年以上続いている老舗佛檀店。

（じゃらんwebサイトより引用）

現役職人の指導のもと、本物の道具を使って漆芸・蒔絵の制作を体験することができます。

●じゃらん「工房ヤマセン辻佛檀」のwebサイト

独創的なフルーツケーキに出会えるカフェ「KININAL」

「埋没林博物館」のエントランスにあるのが、カフェ「KININAL（キニナル）」。

ショーケースに並ぶのは、色とりどりのフルーツたち…と思いきや、なんと中身はケーキなのです。

心躍るフルーツケーキで、カフェタイムを楽しんでください。

●「KININAL（キニナル）」公式サイトへ

富山名物「細工かまぼこ」の工場見学！「尾崎かまぼこ館」

富山県では祝い事があると、鯛や縁起物をかたどった細工蒲鉾を贈る習慣があります。

「尾崎かまぼこ館」では、かまぼこが作られる工場を見学し、お土産も探せます。

●「尾崎かまぼこ館」公式サイトへ

魚津グルメに海辺散歩も楽しめる「海の駅 蜃気楼」

「海の駅 蜃気楼」は、魚津の海辺にある道の駅。

魚津市の土産物が揃うほか、名物料理「ばい飯」や「蜃気楼ソフトクリーム」がいただけますよ。

食を楽しんだら、海を眺めながらの散歩などいかがでしょう？

●「海の駅 蜃気楼」公式サイトへ

まとめ：温泉宿「仁右衛門家」の絶品ホタルイカ料理と地酒を紹介

温泉宿「仁右衛門家」のホタルイカフルコース「蛍烏賊会席」を中心に、絶品料理の魅力をご紹介してきました。

「蛍烏賊会席」が食べられる「【春限定】ホタルイカを食べようプラン」は「仁右衛門家」でしかできない、とびきりの贅沢体験です。

３～５月限定なので、ホタルイカを楽しみたい方は時期を外さないよう、お気を付けくださいね。

あらためて、今回ご紹介した温泉宿「仁右衛門家」の魅力をまとめておきます。

温泉宿「仁右衛門家」の一番の魅力は、家に帰って来たようなくつろぎの空間。

あたたかなもてなしと富山湾の絶品料理、そして看板犬「絵馬」と「一休」に会いに、魚津市にある「仁右衛門家」を訪れてみてくださいね。

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