(2021年7月22日更新)
【お知らせ】「コトコトとやま」のFacebookページができました。
最新の更新情報や、おすすめのおでかけ先が知りたい方はフォローをお願いします(^^)! → https://www.facebook.com/KEIKOTOKOTO/
こんにちは。富山県で6歳男児子育て中のアラフォー主婦KEIです。
このブログは、子どもとの日々のお出かけ先に悩むママたちに向けて書いています。
富山県内のコロナも微妙に落ち着いて?今年から保育園幼稚園で子どもの水遊びが再開!という親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。
幸か不幸か昨年は水遊びがなかったのですが、今年からうちの子が通う幼稚園で再開になりました。
水遊びが始まる時期になると怖いのが…「手足口病」ではないでしょうか。
手足や口の中に、細かくて痛みを伴う水ぶくれができる怖い病気です(T-T)。
私はかかったことがないのですが、口の中が痛くて食事も食べられなくという恐ろしい病気ですよ。
子供だけでなく大人にも感染するので、事前に警戒しておきたいですね!
今回ご紹介するのは、息子が3歳の時手足口病にかかった時の体験談です(あまりにも衝撃的で記録していました)。
お子さんが罹ったことあるよ!という親御さんは復習として、まだ罹ったことないよ!という親御さんは予習としてお役立ていただければと思います(役に立たなければベストですが!)!
年齢や体質によって発症・経過の様子が異なるので、「KEIさんちの子はこんな感じだったのか(汗)」という気持ちで読んでいただければと思います。
★人によって症状の出方はバラバラです。
「こんな症状出てないから、うちの子は手足口病じゃないわ!」と判断せずに…「とりあえず子どもがなんか具合悪そう」と思った時点で小児科に行ってくださいね。
もう1点!
子どもが今、感染したみたい(T0T)!
のんびり記事を読んでいる場合じゃないから、今すぐ注意点を教えて!という方へ。
絶対押さえておきたいのは、以下3つです。
(1)高熱&足裏が高温・口の中に水泡を確認したら即小児科へ!
(2)処方された解熱鎮痛剤は勝手にやめない。決められた間隔に従って飲ませよう!
(3)菌が原因の皮膚病にステロイド剤は厳禁!
看病、神経使いますががんばってください(>△<)!
目次
「手足口病」について
「手足口病」の概要
「手足口病」の概要は、全国のドクターが手がけるwebサイト「ドクターズファイル」にて以下のように説明されています。
【手足口病の概要】
夏季に流行し、7月に感染のピークを迎えるウイルス性の感染症。
感染者のほとんどが小児で、5歳未満が80%以上を占めている。
ウイルス感染により、口の中や手足に水疱(水膨れ)ができる。
エンテロウイルス、コクサッキーウイルスなど手足口病を引き起こすウイルスの種類は多数ある。
一度感染するとウイルスに対しての免疫はできるが、他の種類のウイルスには免疫がないため、繰り返しかかることがある。
感染者の90%前後は5歳以下の子どもである。
まれに、無菌性髄膜炎、脳炎、心筋炎、肺水腫、ギラン・バレー症候群など重篤な合併症が起こる場合も。
(webサイト「doctorsfile」より引用)
「感染者の90%前後は5歳以下の子どもである」と書いてありますが、「子どもを看病していた親に感染した」「小学生の子どもに症状が出た」という友人の話も聞いているで、5歳を過ぎたからといっても油断できませんよ!
「手足口病」の感染経路
「手足口病」に感染する原因は、以下3つの感染経路があります。
(1)飛沫感染 感染者のくしゃみやせきを吸い込んで感染する
(2)接触感染 感染者が触った場所を触って、触った手を口にしてしまい感染する
(3)経口感染 感染者の糞便が混じった空気を吸い込んだり、オムツを替えた手を洗わずに顔を触ったりして感染することもある
一応感染経路を書きましたが…結局どこから菌をもらうかは予測できないので実質ガード不可!
夏の間は「ひょっとしたら手足口病に感染するかも(怖)?」とあらかじめ心の準備をしておきましょう。
予防対策としては、以下が紹介されています。
コロナ対策と似ているので、今年もあまり流行しないといいですね(^^;)。
・マスクをしっかりつける
・手洗いうがいをこまめにする
・公共の場では食器・おもちゃをアルコール消毒する
・感染者とタオルを共有しない
・症状がなくなっても数週間は便にウイルスが残るので、オムツの取り扱いには気をつける
(webサイト「doctorsfile」より引用)
「手足口病」の症状
3~6日間の潜伏期の後、口の中や手のひら、足の裏に赤い発疹ができる。
水膨れのような発疹で、大きさは数ミリ程度。
手の甲や足の甲、指の間、膝、肘やお尻にできることもある。
また、38℃以下の微熱が出るケースも。
発疹はかさぶたにはならず、3~7日で消える場合が多く、1週間程度でなくなる。
口の中にできた発疹がつぶれた後にできる口内炎がひどく、痛みを伴うため、食事や水分を取りたがらなくなる。
手足の発疹は痛みや痒みがある。
意識障害や明らかにぐったりしているような場合や嘔吐を繰り返す場合には、重篤な合併症を起こしている可能性がある。
(webサイト「doctorsfile」より引用)
この「発疹がつぶれた後にできる口内炎がひどく、痛みを伴うため、食事や水分を取りたがらなくなる」というのが…本当にかわいそうなんですよ(ToT)!
見た目も痛々しいしい、2次感染対策に気を使わなければいけないので、親はめちゃくちゃ消耗します。
「手足口病」の治療と対処法
はい、治療&対処法を引き続き「ドクターズファイル」より。
根本的な治療法や特効薬は現在の医学ではないとされている。
基本的には、症状の軽い病気であるため、様子を見ながら経過観察をしていくのが一般的である。
発疹に痛みや痒みを伴うなど症状が強い場合は、抗ヒスタミン薬の塗り薬を使用するなど対症療法を行う。
また口内炎などの痛みが強い場合は、鎮痛剤で痛みを和らげるほか、粘膜保護剤の軟膏が処方されることもある。
食事に関しては、味が薄く、やわらかい、刺激が少ない食べ物を与え、水分はできるだけこまめに与える。
ただし、オレンジジュースなどの刺激の強い飲み物は避けたい。
何よりも水分不足に注意する。
食事や水分を十分に取れず脱水状態になっている場合には、点滴が必要になることも。
また、ステロイド剤の使用は、手足口病の症状を悪化させるケースが見受けられているので注意が必要である。
(webサイト「doctorsfile」より引用)
「手足口病」は…ひとたびかかれば本当に治るのを待つしかない病気です(T-T)。
薬はもらえますが、根本的な治療にはつながりません。
注意したいのが、ステロイド剤の使用。
ステロイド剤は菌が原因の皮膚疾患の場合、症状を悪化させる可能性があるので「皮膚に発疹が出てきたから」と安易に塗らないようにしましょう。
子供が3歳の時に「手足口病」になった体験談
「手足口病」1日目
手足口病発覚!
もう3年前のことなのですが…かなり衝撃的な事件だったので、当時のメモを見返すとその時の様子がはっきり思い出されます。
その日、朝は体調も良好だったので家族で少し遠出をして、お昼過ぎに車で家の方へ向かっていました。
ただ昼食の時、食事を与えようとしてもなぜか子どもが口を開かない。
そのときはオヤツでも食べてお腹がいっぱいなのかと思ったけれど、このころすでに口内に水泡ができたと思われます(息子はその時年少さんで、自分の体調について報告する能力がありませんでした)。
チャイルドシートに座った息子が、なんだかぼんやりしていて…触ってみるとめちゃくちゃ熱い!
慌てて帰って体温を測ると、39.8度。
連れ出すにもしんどそうで、1時間ほど睡眠、起きたら38.8度になりましたが、しんどそうな様子は変わりません。
起きた時、パンと牛乳を少しだけ食べました。
様子を見ていると、足裏が熱く、赤くなっている様子。
本人も「暑い」と苦しそうでした。
救急病院へ
これはただ事ではないと思って、慌てて救急病院へ。
この時点で「ただの風邪にしては何かがおかしい?もしかして手足口病?」と思い当たりました。
ただ、ネットで見た画像は皮膚に細かい水泡ができている感じだったのですが、「足裏全体が赤い」という症状だったので確信が持てませんでした。
お医者さんに「これって手足口病ですか…?」と聞くと、すんなり「そうですね」と言われました。
診察では「どこで感染したと思いますか?」など聞かれましたが、特別なことはしていなかったので「園の生活のどこかで感染したのでは…?」と答えました(その当時は水遊びなども普通にあったし)。
救急病院では、3回分の「解熱鎮痛剤」が処方されました。
5時間おきに与えるようにと指導を受けました。
帰りにドラッグストアで大量のヨーグルト、経口補水液、ゼリー飲料を購入。
ヨーグルトに混ぜて解熱鎮痛剤を与えると、やっと寝ました。
ちなみにゼリー飲料は「吸い込んで飲むもの」なので、口の中が痛む間は一切飲んでくれませんでした(涙)。
☆1日目を終えて感じたのが、症状が出てから悪化するまでがとても早かったということです。
朝元気にしていたのに、いきなり40度近くまで体温が上がったのに驚きました。
「手足口病」 2日目
朝の体温は熱38.5で、あいかわらずぐったりしていました。
食事はヨーグルトとパン、麦茶を少し飲みました。
病院の指導通り、5時間ごとに「解熱鎮痛剤」を投与。
薬を与えたら3時間寝て、う〇ちも出ました。
子どものトイレ後は、便にウイルスが含まれることが検索してわかっていたので、すぐにウイルス用消毒剤で掃除しました(こんなこともあろうかと、夏前にノロウイルス用の消毒液を購入していた)。
症状が治まっても2週間ほど便にウィルスか排出されるので、しばらくはう〇ち→すぐ掃除の生活に。
起きた時に体温を測ると、37.5度。
熱が下がって一安心!と思ったら、ここからが本番でした( ´△`)。
手足の発疹の炎症がひどく、強い痛みがある様子で、時折足がぴくっとして眠れない様子。
痛みで眠れなくて本当に辛そうでした。
足裏を氷のうで冷やして緩和しようとしたけれど、冷たすぎて嫌がりました。
そこで私、あることに気が付いたんですよ…!
実は熱が38.5度以下に下がったからと、勝手に「解熱鎮痛剤」の使用をやめてしまっていたんです。
解熱しても痛みを緩和するために、決められた通りの間隔で薬を使うべきだったんです。
親の勝手な判断で、投薬をやめちゃいけなかった(T0T)!
薬を飲ませると、あっという間に寝ました。
☆2日目の注意点。
★鎮痛剤は切らさないように!効果が切れそうになる前に飲ませる。
★かわいそうなので、皮膚の薬を塗りたくなるけど、さわらない。
★ウイルス性の皮膚症状にステロイド剤はダメ。
・夜起きた時に、とろとろ野菜+コンソメのお粥を食べてくれました(^^)
「手足口病」 3日目
月曜日になり、かかりつけの小児科へ診察。
1日2回のませる鎮痛剤が処方されました(何回分薬が出たかは記録なし)。
3日目になると、手足の炎症が徐々に水ぶくれの形になってきました(よくネットの画像で見るかんじの)。
飛沫・接触感染を予防するため、毎日シーツと枕カバーを洗濯。
体力は大分戻って、昼寝しなくなりました(^^;)。
だいぶん口の中は回復したようで、コロッケと野菜の中華がゆを食べました。
「手足口病」 4日目
口の中がかなり回復してきたようで、お米が食べられるようになりました。
でもトマトはしみるようで、一口しか食べず。
鎮痛剤は朝夕、忘れずに投薬。
手足は水ぶくれだらけで痛々しい。
飛沫感染が怖いので、子ども用・親用とお風呂を2回わかしました。
大分回復したので、早朝の人気のない時間に散歩(病気にかかってから、病院以外で初の外出)。
外に出かけられて子供も嬉しそう。
「手足口病」 5日目
ほぼ体調は回復、食事も普通食に。
水ぶくれも沈静化に向かっているものの、まだ赤くプツプツしている。
出かけたいと言ったので、車でドライブしました。
「手足口病」 6日目
なぜか唾液が大量に出る。
出た唾液で服を濡らしてしまって何度か着替えることに。
本人も気持ち悪いらしく、布団に吐き出したりして困りました。
15時ごろ昼寝。
ご飯は通常どおり。
「手足口病」 7日目?
本人はすっかり元気だけど、乾燥した足の皮がびっくりするくらい剥けて怖い(ネットでは「かさぶたにならずに消える」って書いてあったのに)。
自然にはがれてくるのだけど、はがれる皮の厚みがすごくて、「これを全部めくったら皮膚に到達するのでは!?」と心配になった。
・・・
この後は記録がないので、通常の生活に戻ったようです。
感染したのが夏休みに入ってすぐだったのもあり、完治してから何日目に登園させようかと悩むことはありませんでした。
もし幼稚園期間中だったら、園に連絡して相談という形にしたかなと思います。
子供が「手足口病」になったときの体験談まとめ
当時のメモから起こした文章なので若干荒っぽい内容になっていますが、手足口病の看病未体験の方にぜひ読んでいただければと思います。
わが家と同じように病状が進むとは限りませんが、「手足口病になったらこんなことが起こるか…オソロシイ(汗)」ということが伝えられたら幸いです。
ただとりあえず、読者の皆様にこれだけは伝えたい(というか当時の自分に伝えたい)。
勝手な判断で鎮痛剤をやめるなと。
あの時ちゃんと鎮痛剤を使っていれば、親も子も苦しまずにすんだなと思うのです。
自己判断せず、お医者さんの指導に従いましょうね。
ではでは、体に気をつけて楽しい夏休みをお過ごしください(^^)!
暑い日が続くので、無理は禁物ですよ!